翻訳サービスなどにみる外国語対応の重要性

最近、新聞などで外国人観光客(インバウンド)のニュースを見ることも多くなりました。日本の観光庁では、訪日外国人数を2020年には2000万人、2030年には3000万人にする目標を打ち出しています(2014年は1300万人)。街を歩いていても大分増えたと感じる外国人観光客の方々ですが、実はまだまだ増えることが予想されています。
政策的にもそちらの方向にますます舵が切られていくことでしょう。

以前は外国人対応というと英語が主でしたが、日本での消費を考えると重視すべきは中国語です。なんと言っても、総消費金額が一番多いのが中国語圏のお客様です。
中国・台湾を合わせると平成25年(2013年)で5200億円を超え、次の韓国の2000億円足らずに大きく水をあけています(訪日外国人の消費動向 平成25年年次報告書 観光庁より)。

今対策を打たなければ、今後ますます増える外国からのお客様に対応は難しくなってしまいますし、ビジネス自体を組み立てることも難しくなるでしょう。
元々、ほとんど存在しなかった層ですので、顧客層として認識されておらず、対策をとられていないところも多いのですが、今後を考えれば、対策をしておくべきは、今なのです。

一方で、日本人が海外に行ったときに必ずと言っていいほど目にする「ヘンな日本語」。
気をつけないと、あれの逆パターンは容易に起こります。
一番の問題は、外国語翻訳サービスで完成した訳が本当に自然なものかどうか、ネイティブの方でないと見極めにくい点です。実際、例えば「厠所」は日本ではときどき見かけますが、ニュアンスとしては「便所」に近く、公共の場所では上品とは言いにくいものです。

こういった例はいたるところにあり、商品やお店のアピールの面でも、当然ネイティブの人が魅かれる表現もあれば、魅かれない表現もあります。特に観光客向けの企業様は対策が必要です。翻訳会社も、会社によっては、翻訳ソフトを使ったのではないかと思われるような訳を上げてくるところもあります。そうなってしまうと、もはやニュアンスのレベルを超えた問題ですが、納品された側が気づかないことも多いです。

一般的に思われているよりも、品質に大きくばらつきがあるのが外国語翻訳サービスの世界です。誠晃印刷グループでは、外国語翻訳サービスを強化するために、外国語研修・翻訳会社と包括提携しており、対応できる言語は43か国語にわたります。
そして誠晃印刷の子会社の大誠社が、雑誌や書籍などで培ったノウハウを活かして、企画制作・デザインに落とし込み、誠晃印刷が最終のオフセット印刷に落とし込みます。

当然、ネイティブの方々が魅かれる表現を盛り込み、魅かれるデザインにすることが重要です。印刷物の完成と同時に、WEB更新を行うことも可能です。
また、更新の結果をネイティブがチェックすることもできます。
いち早く、間違いのない外国語対応への対策を行っていきましょう。
現在の外国語の制作物がどういうレベルなのかをチェックすることもできますので、お気軽にご相談ください。外国語翻訳サービスは、信頼できるところが一番です。

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