出版物の印刷

高品質な印刷物と言えば、やはり出版印刷をイメージされる方は多いですよね。昔から、本作りでは企画・編集・デザインと並んで印刷や製本の工程もこだわりを持って行われていたので、品質上・表現上レベルの高いものが多くあります。いまだに書籍の奥付に印刷工場や製本工場の名前が入るのは、その名残ですね。

誠晃印刷では、子会社に出版社「株式会社大誠社」を抱えており、自社もの他社もの問わず、写真集をはじめ、コミックや文庫に至るまで、いろいろな出版印刷を手掛けています。ゆえに、様々なスタッフが存在し、雑誌のノウハウを活かした企画デザインのご提案も可能です。印刷設備としても、菊全判の「1c+1cの両面/2c片面」として使えるオフセット印刷機が2台あり、スミ(黒)1色のモノクロの本やダブルトーンの本も効率的に生産することが可能となっています。

写真集などでは、通常のカラ—(4色)印刷はもちろん、モノクロ調でありながら写真の深みや特別な印象を追及できるダブルトーンでの印刷も評価が高いです。ダブルトーンを効果的に表現するには、製版上の作業がポイントになり、デザイナーさんやカメラマンさんのご意向を踏まえつつ、最適な状態に調整していきます。現場との細かい打ち合わせが可能なのは、東京都新宿区(神楽坂)という都心に工場があればこそです。

また、出版印刷の内容や絵柄によっては通常インキよりも色域の再現領域の広い高演色(広演色)インキ(カレイド)をご提案したり、イラストに蛍光ピンクをかけて透明感のある印象を出したりなど、様々な手法が考えられます。美術品のカタログなどでは、パステル調の作品を表現するために通常のプロセスインキに加えて蛍光ピンクや蛍光オレンジなどを使い、もともとの作品に近い印象に持っていくなどの手法を使うこともあります。

もちろん、通常のプロセス4cオフセット印刷での、様々なご提案や調整もいろいろとあります。本の形も、様々なモノをやっています。納品も、取次配本をすることもできます。

写真集や美術本をはじめとした、こだわった出版印刷をお考えの場合は、是非ご相談ください。