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ハイブリッドUV
ハイブリッドUVオフセットとは、従来のUV機に比べ光源を減少させ、臭気とオゾンの発生を大幅に抑えた機械です。従来のUV機オフセットは臭気とオゾン発生に対応するため、導入に際してはダクトが必要となりました。もちろんその発生ガスは煙突から放出されるため、特に都市部では周囲の環境を考慮すると設置が難しいものでした。その点、ハイブリッドUVでは、排気用のダクトなどは不要となっています。
次世代型のUV機としては、ハイブリッドUVのほかLED−UV機がありますが、こちらは現状光源がハイブリッド機よりも高価である、光源と用紙の幅が狭いため特に厚紙時にキズなどが発生しやすいといったデメリットがあります。

ハイブリッドUVは、UV印刷機としての利点を持っています。つまり、
(1)速乾性
(2)パウダーレス(粉を使わない)
(3)特殊素材への印刷が可能
といった点が挙げられます。
(1)の速乾性は、乾きの悪い特殊紙でも、すぐに加工に入ることができるというメリットがあります。従来、品質を保ったまま特殊紙の印刷物を即日納品するといったことは、物理的に不可能でしたが、それが可能になりました。油性インキの常識を超えた、短納期対応です。
(2)のパウダーレスは、枚葉印刷機ではつきものの、パウダーの噴霧をしなくていいということです。このパウダーは、油性の印刷機では印刷物同士がくっつかないようにするのに重要な役目を果たしていますが、表面がざらざらする感触を与えてしまう上、PP貼りなどの後加工で、良くない影響を与えることがあります。ハイブリッドUV機では、これらを完全回避することが可能となりました。
(3)の特殊素材への印刷は、従来油性インキの乾燥方式では乾燥しないために対応が難しかった素材に対しても、対応範囲が広がることを意味しています。ただ、どういった素材が可能かは、インキの食いつき(転移性)の問題や定着性(乾燥後ツメで擦ると取れてしまったりしないか)の問題もありますので、前もった検証が必要です。
いいこと尽くしのハイブリッドUVのようですが、デメリットもあります。
(1)機械が高い
光源が少ないとはいえ、油性のオフセット印刷機よりも余計な乾燥工程が含まれているので、ハード全体は高価になります。
(2)インキが高い
特殊な硬化方式をとっているインキですので、インキ自体が高価です。
(3)消耗品類も高い
印刷機に巻くブランケット、添加剤など、全てUV機用になります。もちろん、UVランプも寿命があり、定期的に交換の必要があり、高価です。
(4)特色のバリエーションが少ない
徐々に解消されつつありますが、世界初の5色機ということもあり、インキメーカーでの特色ラインナップが少ないです。あまり使われない蛍光色などは、まだ開発されていないものもあります。
しかし、これらのデメリットを加味しても、それを大きく上回るメリットがあると感じております。このハイブリッドUV機は、印刷の表現性を大きく変えるポテンシャルをもっています。どうぞ、誠晃印刷の次世代印刷機による高品位な印刷をお試しください。

