印刷
印刷はいわば会社の顔。
スピードと品質を自信を持ってご提供します。
印刷は、やはりいつの時代でも、印刷会社の「顔」であるでしょう。
デジタル化が進んでも、紙やインキはアナログですから、やはり人の技術力が重要です。もちろん、基本的なデジタルでの濃度管理などは行いますが、それが万能ではありません。管理しているとはいえ、気温や湿度、紙の状況などの変化によっても、様々な条件が変わります。
誠晃印刷では、色校正は、基本的に本番の印刷と同じ機械で印刷する本機校正。予定取りの問題などもありますが、機械ごとの特性も考慮して、1号機で印刷するなら、校正刷りも1号機で刷ります。せっかく製版で作りこんだ色調をしっかりと再現し、よりいい方向へプラスしていきたい。そのためには、機械が違うといった余計な要素は、できるだけ入れたくないのです。
やはり最終的に決め込むのは印刷の現場。どんなに色校正をしっかりやって、製版で色を作りこんだとしても、印刷の仕上がりが品質を大きく左右します。だからこそ、誠晃印刷ではデザイナーさんやお得意先様の立ち合いは歓迎ですし、そうでなくとも担当営業やプリンティングディレクターが、オペレータとともにしっかりと品質の確認を行っています。また印刷現場に、現物見本が持ち込まれることも多いです。印刷立ち合いに来ていただきやすいのは、誠晃印刷が東京都新宿区(神楽坂)に工場があるという、大きなメリットとなっております。
オペレータは、毎時10000枚以上のスピードで生産される印刷物をサンプルとして抜き取り、チェックし、微妙な色合わせを常に行っております。高性能のオフセット印刷機は、安定した生産を可能としていますが、突き詰めるとやはり使う人の技術が重要になります。当社にはH-UVオフセット印刷機も3台ありますが、そういった最新の機械でも、やはり人の技術による所は大きいのです。
また、印刷は色調だけが問題ということでもありません。汚れなどの印刷トラブルを特に嫌う案件(医薬向けの文書など)のために、インラインで検査を行う装置も導入しております。このシステムを使えば、通常気づかないような紙に漉き込まれている小さなごみまでチェックをかけることも可能です。
そうしてできた刷本は、なんとも感慨深いものがあります。ここまで出来上がるのに、何人もの人の手をわたり、何人もの人の想いが詰まっています。