プリンティングディレクター

印刷物は、色校正に対して赤字をいれていただいて、修正・確認を繰り返して、本番の印刷に向かいます。しかし、それだとお客様が適切に修正の方向性を伝えられるか、またもっといい方向性はないのか、といった懸念点については対応ができません。印刷では素人であるはずのお客様に、印刷についての確認をゆだねてしまうことは、本来正しいとは言えないのではないでしょうか。また、高いレベルでの品質のしのぎ合いの現場でも、印刷という限られた条件で実現を目指すためには、技術的に習熟した人間が入っているほうが、より高いレベルでの品質実現が可能となります。

この役目を担うのが、プリンティングディレクターです。お得意様のご要望を細かくお聞きし、それを実現するのに最適な提案を行い、指示をそれぞれの部署に出していきます。お客様の漠然とした想いを、印刷工程上での指示として具体化していくのです。当社は製造工場・事務所が徒歩圏内に集約しているので、プリンティングディレクターが最初の色校正から製版での修正作業、本番印刷までの各工程段階で現場に立ち会うことが容易です。印刷データを調整し、さらに印刷機で刷る際にも微調整を加えることで、よりご要望に沿った製品に仕上げていきます。

また、印刷や製本など各工程の“職人”たちとプリンティングディレクターや営業が直接意見交換をすることができるので、より品質の高いものや新しい技術などを生み出すことができる環境が整っています。

印刷物は一点ずつ仕様が異なる“オリジナル製品”です。誠晃印刷では、プリンティングディレクター、営業部、製造部が一体となって、これまでの数々の実績を基に、多種多様な印刷仕様の中でからご要望とご予算に最適な印刷設計をご提案しております。