製本・加工

最終段階も最大限に実力を発揮します。
複雑な折りも美しく、迅速に、正確に。

魂を込めて作られた刷本を、最終製品にするのが、製本加工工程。製本加工は、紙を切ったり折ったり綴じたりが基本ですが、ここが最終工程となりますので、責任は重大です。東京の総合印刷業では加工の分業制が進んでいますが、誠晃印刷では「断裁」「折り」「中綴じ」を中心とした加工を行うことができます。

一方で、お得意先様からは「表面加工」「箔押し」「抜き」「合紙」「整袋」「上製本」といったような、多種多様なオーダーが入ります。当社内で対応できない加工内容は、信頼できる協力工場に展開をして仕上げていきます。特に、特別なギミックを求めるような場合は、さまざまな手法を検討します。営業はそのあたりの技術的バックボーンや危険性も把握しておりますので、表現上効果的な手法や、リスク、コスト面などまで、様々なご提案が可能です。

また、お客さまから重宝がられるのが、丁合、貼り込みなどの「アッセンブリ」。小規模ながら社内で抱えるアッセンブリ部隊は、プライバシーマークの関係するような案件で活躍します。複雑の作業や仕分けなども、最終的に営業の目視確認までも可能という環境は、絶対的な安心感をご提供できるはずです。

加工工程は、印刷会社でもデジタル化されている部分が少ない部分ですが、中綴じラインには乱丁防止用のカメラを使った検査装置が装備されています。これは、目印としてセットした絵柄がきちんとカメラの眼で見えるかどうかで検査していきます。折本が間違った順番でセットされたりすれば、すぐにライン停止します。ほか、間違いない員数を担保するために、員数機を2回通したりするなど、様々なトラブルを予測して、回避するような対策を常にとっております。

でも、最終的には、一人一人のいいものを作り出そうという気持ち。これを常に持って、日々取り組んでおります。