創立50周年のご挨拶

株式会社誠晃印刷は、先代の社長島田和夫が文京区関口にて創業して以来、2024年7月1日に創立50周年を迎えることができました。様々な方に支えられながら今日を迎えたことに、心より御礼申し上げます。

創業当時の印刷機は旧式の1色2色機ばかりで、それで4色カラーを刷っていました。神田川の洪水被害を受けながらも、日本の経済成長に乗って当社は業容を拡大し、創立10年で現在の本社工場を作ることができました。その後も印刷市場は拡大が続き、当社も品質で支える大手印刷会社の下請工場として拡大していきます。

バブル崩壊からデフレの時代、インターネットの興隆とともに印刷市場の縮小傾向が顕著になり、大手の下請構造が単価の下落とともに崩れます。当社は大手下請で培った印刷技術を引っ提げ直受注を拡大し、都心にある高品質の印刷会社としての立ち位置を確立、数々の製品実績を積み重ねています。

現在誠晃印刷グループは、印刷事業のほか、拡大傾向の続く電子コミック事業、当社で初のBtoCビジネスである温泉事業、楽譜事業といった多様性をもって次の時代に向かっています。日本の印刷市場規模は最盛期の半分となり、ネット印刷が幅を利かせていますが、そんな中でも当社が得意とする高品質印刷物の需要は底堅く、さらに電子コミックの拡大とそのグッズの直販フローは相乗効果と新たな付加価値を生み出しています。電子コミックは世界の市場につながっており、世界はcool Japanを求めています。

これからの誠晃印刷グループに、どうぞご期待ください。今後とも、ご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。