【ジークレープリントの耐光性】
ジークレープリントは耐光性に優れる、と耳にすることもあるかと思いますが、実際のところはどうでしょうか?
オフセット印刷もジークレー出力も、ともに色料には「顔料」を使っています。オフセット印刷が環境によって退色するのと同様に、実はジークレーも例外ではなく、紫外線などの影響で退色を引き起こすと考えたほうが良いのです。
これは絵画などでも同じことが言え、裸の状態で普通の壁に掛けておくと、退色が見られたり紙焼けが起こったりします。かといって、仕舞い込んでしまっては鑑賞もできませんので、本末転倒です。
その対策の一番手は、「UVカット仕様のアクリル」を用いた額装です。ある程度長く飾る前提があるなら、必須の保護手法と言えるでしょう。さらに万全を期すのであれば、額装する際の周辺部材(マットなど)に、作品へ悪影響を与える可能性のある酸性ガスを吸着する機能を持たせた素材を使う手があります。
ちなみに、専用のジークレー用紙は紙焼けが起こりづらいように「中性紙」を使用しています。一方、オフセットに使われる印刷用紙はさまざまですから、もし長期保存を想定した印刷物を制作する場合には、中性パルプを使用した中性紙を選ぶことが極めて重要になります。




