実績[書籍/雑誌]

誠晃印刷で印刷した制作物の一例をご紹介いたします。

「靄を漕ぐ」ブックレット

「靄を漕ぐ(もやをこぐ)」は、コロナ禍で無観客ライブとせざるを得なかったアーティストさんや主催者さんたちの強い想いの詰まったこだわりのCDブックレットです。

「本文ページを袋綴じの状態にして、その間にCDやカードをセットしたい」「紙はある程度透けるものにしたい」というところから始まりました。結局、1冊の本の中に12袋を綴じることになりましたが、この袋になる部分は「1袋=1つの二つ折り」の形でつくることになります。そのような加工のできる設備はないので、この工程についてはほとんど手作業となります。用紙は、純白ロールのなかでも透け感のある「白銀」を選びました。

表紙は芯ボールの入った厚い上製表紙ですが、あえて3方断裁し芯ボールを見せています。しかし、袋のある小口側は製本してから断裁することができないので、前もって寸法を合わせて表紙をくるみ、天地のみを仕上げで断っています。表紙は白の1色刷りですが、濃度を確保するためにシルクスクリーンを使っています。

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