トライアル事例

ラボ vol.7 生成AIを活用した「ネオ浮世絵」作成

2022年11月、OpenAIが「ChatGPT」を公開したことをきっかけに、文章や画像を生成するAI技術は急速に社会へ浸透し、多くの注目を集めました。現在では、生成AIはさまざまな分野で活用が進み、様々な問題をはらみながらも表現や制作の可能性を大きく広げています。

当社ラボ活動では、最新のオフセット印刷技術で浮世絵の風合いの再現を目指して「ネオ浮世絵」として2026年年賀状を作成しています。今回は社員が撮影した風景写真をもとに、AIの力を借りつつオペレータの技術を加えることによって、現代モチーフを日本伝統の浮世絵表現に落とし込むという新たな制作活動に挑戦しました。浮世絵ならではの空気感や季節感を加味しながら、絵の題材は現代という、ちょっとした面白味の感じられるビジュアルに仕上がっています。これもまた、最新技術を使って生み出された「ネオ浮世絵」といえるでしょう。

取り組むにあたって、まずは複数の生成AIのそれぞれの画像表現の傾向や特徴を比較・検証しつつ、その特性を分析したうえで、今回の意図に合致し、現状最適なアウトプットが可能なAIを探しました。それでもまだまだ不十分なAIの生成物に対して、独自性や表現力、違和感のない整合性を高めるためにはどうするべきかの試行錯誤と検討を加えています。どこまでをどのようにしてAIに任せ、人の手はどこからどの程度加える設計にするかという課題は、これからの人間とAIの業務の関係式にも関わってくるでしょう。

今後ますますAIは進化していくことが想定され、今回の取り組みはあくまで実験の第一歩にすぎません。生成AIによって制作・作業を効率化するのみならず、新しい価値を創造していくという、可能性を探る第一歩です。

しかし本来はあまり難しく考えず、進む技術の恩恵として、新たな価値が生み出され、それを皆で享受し楽しめることになれば、それでよいのではないでしょうか。これからも、誠晃プリンティングラボラトリーでは、誰もが楽しい、面白いと思えて、少しでも気持ちが豊かになるようなものを生み出していきたいと考えています。

「印刷技術を活かしたノベルティや記念品制作のご相談はこちら(特設サイト)」

一覧へ戻る