印刷物を作るには?

例えばチラシがほしい場合、どのように作っていけばいいのでしょうか?
ネット通販の印刷屋さんでは、「完全データ」を入稿するようにいわれます。
この「完全データ」を作ることができれば、とりあえずは印刷物の製造がスタートできることになります。それでは、「完全データ」とは何か?これは、印刷会社の対応したソフトウェアで作成された、文字・書体・図形・画像などが埋め込みもしくはリンクされたデータのことです。

問題なく印刷会社側で出力ができることが前提で、当然エラーなどはあってはいけません。ソフトウェアとしてはadobe Illustratorなどであって、Microsoft office などは適しません。家のプリンターでは出るのに何で、と思われるかもしれませんが、印刷会社のシステムではプリンター以上に詳細緻密な情報を処理しているため、そのやり取りに対応したソフトウェアで作られている必要があるのです。

そこで、「ソフトを勉強して自分で作る」か「プロに依頼する」のどちらかを選ぶ必要があるわけですが、印刷データの決まりごとは結構多く、素人の人がミスなく作ることはかなり難しいと思います。何かエラーがあった場合、作り直しになったり、ひどい場合は意図しない印刷物が完成してしまったりします。そんな状況ですので、私どもとしては、プロに依頼されるのをおすすめしております。

その際には、「どういったイメージで」「何を伝えたいのか」を企画制作の段階でデザイナーさんにはっきり伝えるようにしてください。また、コストを同時に伝えることも重要です。それによって、色数や紙や加工などの範囲が決まってきますし、デザイナーさんの進行の仕方も変わってくるかもしれません。写真や文字などの原稿類もデザイン時に渡しておくと、あらたな撮影やコピーライトの作業が省けます。

そこからカンプ出しなどを経て、最終データに落とし込んでいく流れです。
チラシ以外、例えばカタログ印刷やパンフレット印刷でも基本は同じですが、ページ数が多くなるため、コンセプトやデザインの統一性などがより重要になります。内容の構成の吟味も、魅力的なカタログ印刷には必要ですし、基本的なデザイン力はいうまでもありません。

また、商品の良さを伝える必要があるため、色調も気にしていきたいところです。
写真の色調の良し悪しは、完全データかどうかには全く関係ないので、エラーも発生しません。洋服の色味などが重要視されるアパレル印刷などでは、印刷の品質が顧客の受ける印象に大きな影響をもたらすため、多くのことに注意を払わなければなりません。旅行のパンフレット印刷でも、きれいなはずの旅行先のイメージ写真の色があまりにもひどければ、行く気も失せるというものです。

しかし、実際にはほしい印刷物がどういったイメージなのか、漠然としていることも多いです。そういう場合には、企画制作段階からぜひ私たち誠晃印刷にご相談ください。
出版社「大誠社」の持つ企画編集やデザイン力をバックボーンに、漠然とした状態からでも、形に落とし込むのが我々の仕事です。

社内には撮影スタジオも完備していますので、印刷に適した写真を撮ることもできます。スタジオは、誠晃印刷の製版部門に直結して、すぐに印刷に適した形に補正をすることができます。商品の魅力を余すところなく伝えるカタログ印刷・パンフレット印刷を、誠晃印刷で制作してみませんか?誠晃印刷は、東京都新宿区(神楽坂)にありますので、都内でしたら打ち合わせに伺うことも簡単ですし、印刷立ち会いも歓迎いたします。

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